医療法人 紀典会 北川病院
本文へジャンプ 〒709-0497 岡山県和気郡和気町和気277 
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診療放射線室


MRI検査

 MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像)の略語です。
CTと同じようにドーナツ型の装置の中に入ってもらいますが、CTと異なるのは放射線(X線)を利用して画像を得るのではなく、磁石とラジオ波を利用して人体の断層写真を得る検査のことです。
MRIでは放射線被爆がないこと、造影剤なしで軟部組織の画像、拡散・血流情報・代謝情報を得ることが出来ることが大きな特徴となっています。また、体を動かすことなく任意の断層を得ることができます。

MRI検査を受けられるときの注意点
 MRIでは、金属製のものが検査の妨げになりますので着替えや以下の物を取り外していただくようにしています。
 ・装飾品(ヘアピン、ピアス、ネックレス、指輪、時計etc...)
 ・補聴器、眼鏡、入れ歯、エレキバン、カイロetc...
 また、着替えの際に金属の付いている下着ははずしていただきます。

 心臓ペースメーカー・脳動脈瘤クリップ・人工内耳・骨の手術等で金属を身体に埋め込まれている場合や、妊娠中は 検査ができない場合がありますので、あらかじめ担当技師または看護士までお知らせ下さい。

使用機器
 当院では平成16年に更新した、ドイツのシーメンス社製の装置で最先端の検査(循環器系、脳血管系)がおこなえるMRI装置を導入しています。
 今までのMRI検査はとても時間がかかっていましたが今回導入した装置では格段に早く検査が出来るようになっています。また、ボディコイルの使用により以前に増してきれいな画像を得ることが出来ます。
 平成19年 ソフトウェア更新を行いました。




CT検査

 CTとはコンピュータ断層撮影(Computed Tomography)のことです。
身体の周囲かららせん状にX線を照射し、断層像(輪切りの像)として表現することができる検査です。
平成19年9月より装置の更新にてシングルスライスCTからマルチスライスCTへと装置が変わりました。
今までの装置の約半分の時間の呼吸停止時間で検査が行えます。


CT検査の実際
・装置の撮影台に寝ていただきます。
  (基本的には仰向けですが、検査によっては別の姿勢をお願いすることもあります。)
・胸やお腹の検査の時は両腕を挙げていただきます。必要に応じてバンド等で固定します。
・検査中は体を動かさないことや息止め等をお願いします。
・検査時間は10〜15分程度です。
  (小さな臓器や細かい異常が疑われる場合、撮影枚数が増加して検査時間は少し長くなります。)
・造影剤を使用して検査を行うこともあります。

造影剤とは
 ・造影剤を使用しない「単純CT検査」に加えてより詳しい検査をするための医薬品です。
 ・非イオン性ヨード造影剤と呼ばれるもので、通常、腕の静脈から注射して撮影します。
 ・造影剤は自動注入器と呼ばれる機器で急速に注入します。
 ・比較的副作用が少ない医薬品ですが、まれに副作用がおこることがあります。
 ・検査後、造影剤は尿として体の外に出ます。
 ・造影検査を行う場合は基本的には絶食となっています。

 【次のような方は注意が必要です】
 ・以前に、造影剤を使用した検査で異常があった方
 
・喘息にかかったことがある方、現在かかっている方(両親や兄弟を含む
 
食べ物や薬にアレルギーのある方、花粉症、アトピーの方
 ・心臓や腎臓の病気、糖尿病、高血圧の治療を受けている方

検査を受けるときの注意点
 金属系ボタンや金具のついた服を着ていると正確な画像が撮影できないので、検査をする部位によっては検査衣に着替えていただくこともあります。 検査当日の食事はお腹の検査のみ絶食です。それ以外の検査では、絶食の必要はありません。

 【次のような方は必ず検査を受ける前にお知らせください】
 ・妊娠中または妊娠の可能性のある方
 ・一週間以内に胃、腸などのバリウム検査を受けられ
た方

使用機器
・全身用X線CT装置(東芝メディカル社製) 平成19年9月更新
  機種 : Aquilion16(MSCT)

骨塩定量

 骨塩とは骨の強度(密度・ミネラル)のことです。

骨塩定量とは
 X線を利用して骨の強さを測定する検査です。出てきた数値を解析して算出し、同性の若い人の標準値と比較することにより骨塩量を知ることができます。 骨粗鬆症の予防や治療の経過観察に使います。

骨粗鬆症とは
 加齢や食習慣、性差により骨のミネラルが減少し骨がもろく弱くなり、骨折などを起こしやすくなる病気です。症状としては背痛、腰痛、病的圧迫骨折などがあります。50歳以上、あるいは閉経後の女性に多く見られます。

骨塩定量の検査方法
 当院ではDEXA(デキサ)法で検査しています。検査時間は約10分程です。
検査を受けられる方は台の上に寝ていただきます。

検査を受けるときの注意点
 当院は、検査部位は腰椎で行っています。
お腹や背中の金具やエレキバンや湿布がある場合はお外しください。

使用機器
Hologic 社製 QDR-1000




X線透視検査

 一般のX線では写らない部位を造影剤を使用し、X線で透視をしながら検査を行います。
 透視検査では、バリウム等の造影剤を飲み、食道・胃・十二指腸・小腸などの状態を見ながら検査します。


食道透視
 前処置:  特になし
 検査方法
:造影剤を飲みながら、色々な角度から撮影をします。

胃・十二指腸透視
 前処置
  @検査前日は、軽い食事を午後10時頃までにすませます。夕食後の飲食はしないでください。
  A検査当日は、絶食です。(水・お茶・タバコ・ガム・薬などいっさい取らないでください。)

  Bできるだけ排尿排便をすませてください。
  C検査前に胃腸の動きをゆっくりさせる注射をします。心臓病・前立腺肥大・緑内障などの患者様には注射ができな   い場合がありますので、検査前にお知らせください。注射のために少し動悸がしたり、のどが渇くこともあります。
 検査方法:バリウムと胃を膨らませるための発泡剤を飲んで頂きます。色々な角度から撮影をします。
 検査終了後は?
  食道・胃・小腸検査で使用しているバリウムの中には下剤が入っています。数時間後に排便があると思いますが、   排便がない方は、当院までご連絡ください。また、普段より多めに水分をお取り下さい。
 
大腸透視(注腸透視)
 前処置
  大腸の中に便が残ると良い検査ができません。
  検査前日から食事制限が始まります。当院では、検査食を食べていただいています。検査食の中に入っている注意  事項を守って下さい。
 検査方法:バリウムと空気を直腸から管を使って注入し、色々な角度から撮影をします。
 検査終了後は?
  バリウムが腸に残らないように下剤をお渡しします。便は白くなりますがバリウムですので心配はありません。また、  普段より多めに水分をお取り下さい、バリウムの排泄は早くなります。


腎盂尿路造影
 静脈に造影剤を点滴しながら検査をします。
 造影剤が入って行く様子を見ながら撮影します。
 撮影は、点滴開始後5分、10分、20分、30分と時間を追って撮影していきます。
 検査終了後は?
  普段より多めに水分をお取り下さい、造影剤の排泄は早くなります。

使用機器
東芝製 ZEXIRA I.I. Version(20年8月 更新)